ウイルス感染拡大…個人でできること
こんにちは。
May's + 海野です。
連日、コロナウイルス感染の報道が続いていますね。
ある意味、私たちの不安を煽るような内容でさえあります。
確かに今の状況は、各方面で非常に大変な状況であることは間違いないことです。
正しい情報提供は必須です。
…が、その反面で行き過ぎな行動を取られる方がいらっしゃることも事実です。
実は、今日何軒か薬局などを回りましたがマスクはもちろん、トイレットペーパーやティッシュペーパーの棚に商品は一つも並んでいませんでした。
全ての店舗で同じ状況でした。
これ、おかしいですよね?
冷静に落ち着いて考えてみればわかることです。
明らかにネットで広まったデマ情報に振り回されています!
こちらについては、関係省庁でも情報を公開しています。
厚生労働省
新型コロナウイルス感染症対策 マスクについてのお願い
経済産業省
マスクや消毒液の状況
また、驚くべきことに医療機関の職員が転売目的で勤務する医療機関の備蓄品を持ち出していたとの報道がありました。
報道によれば、本来の購入価格の10倍の値段で転売していたようです。
こんなこと、言語道断です!
介護施設での対応
今回のウイルス感染拡大によって、各方面で様々な対処が始まっています。
父親がお世話になっている特別養護老人ホームでも、2週間ほど前から完全面会禁止となりました。
年初からインフルエンザ感染予防を目的としてユニット内個室での面会は禁止されており、入所者の家族に限って広いホールでの面会となっていましたが、私の父親も含めて車椅子への移乗が難しく部屋からの移動ができない場合は、特例として個室への入室許可が出ていました。
ですが、今回のコロナウイルス感染予防に関しては、そのような特例も設けられず完全面会禁止となりました。
それだけ事態は深刻であるということが言えると思います。
もちろん、この措置は入所されている高齢者の命を守るためのものですが、反面認知症を発症されている方は状態が悪化する可能性もあるというお話も聞きました。
また、「家族が来ない」ことを「見捨てられた」と考えてしまう場合もあるでしょう。
まさに私の父親はそうだと思います。
先ほどのインフルエンザ感染対策の面会禁止も当初は特例などありませんでしたので、当然面会はできなかったわけです。
その後、施設側のご配慮で特例が設けられたあとの面会時は、前回の面会から期間が開いたことにひどく怒っていて娘としてもどうしていいのか困り果てるほどでした。
今回の面会制限は期間も決まっていませんし、今の状況を考えるとかなりの長期間になることが想定されます。
もちろん、スタッフの方はその理由をきちんと説明してくださっているとは思いますが、理解することが難しい、あるいは何度説明しても忘れてしまうという場合も十分に考えられます。
制限が解除された後のことを思うと、正直気が重かったりもしますが、施設内での感染拡大を防ぐために私たちが今できることで協力していきたいと考えています。
正確な情報を元に冷静に行動しましょう!
今回は拡大するウイルス感染をテーマにお伝えしましたが、何もこれに限ったことではありません。
昨年、問題視された老後資金2000万円不足問題、年金問題、社会制度なども同じです。
ネット上の話題(デマ含め)、マスコミの報道などに振り回されて過剰な反応をしてしまう、ということはよくあることです。
冒頭でお話したトイレットペーパーやティッシュペーパーの品切れ状態は、人間の心理が深く関係しているとも言われています。
たまたま、家のストックが切れそうだからと買いに来た人の隣で、必要以上に買いだめする人がいたら、「あ〜、やっぱり買えなくなるんだ」と思ってしまいますよね。
その結果、本当は1つだけ買うつもりが2つ3つと買ってしまう。
そんな様子を店内にいる人が見かけたら、私も!私も!と連鎖が始まります。
この連鎖で今、一時的に店頭に品物がない状態になってしまい、本当に必要としている方が買えない状況が生まれています。
特に生活必需品に関しては、本当に困る人が出てしまうのは普通にわかりますよね?
自分の身を自分で守ることは確かに大切です。
これは、終活する上でも大切な部分でもあります。
〜ですが、
「自分だけ安全安心ならそれでいい」
「自分には関係ない」
「自分がいなくなった後のことなんて知らない」
自分が、自分が…という考えは、一旦やめませんか?
今は、一人一人ができることを真剣に考えなくてはいけない状況です。
繰り返しになりますが、マスクも24時間の増産体制、トイレットペーパーやティッシュペーパーは中国に生産を依存していることもなく、在庫は十分にあるとのことです。
一人一人が、いつも通りの買い方をしていれば、店舗在庫切れなど起こらないのではないでしょうか。
こんな時だからこそ、冷静に考えて行動することが大切だと強く思います。
皆さんも、今一度よく考えてみてください。
※今回の記事は終活とはあまり関連性のないお話かもしれませんが、デマや不確かな情報に振り回されている現状に、危機的なものを感じましたのでお伝えすることにしました。