高齢者を狙う詐欺から身を守る!
こんにちは。
May's + 海野です。
先日、情報番組で
『お悔やみ詐欺』について
放送されていました。
『お悔やみ詐欺』とは、
新聞の訃報欄からターゲットを決め
喪主の方宛に金銭を要求する
手紙を送りつける、というもの。
まぁ、次から次へと
新しい手口が出てきますね…。
大切な老後資金を
こんな事で失わないために
しっかり対策を立てておきましょう!
妄想・決めつけ・パニックは3大NG!
高齢者を狙った詐欺のうち
代表的なものが電話での手口。
以前は子供などの身内になりすまして
様々な理由を作り上げ、
窮地に追い込まれたから
助けて欲しい、お金を振り込んで欲しい、
というものが大多数でしたね。
いわゆる、オレオレ詐欺です。
最近では公共機関や金融機関の
名を騙り、還付金があるとか
不正に出金される恐れがあるとか
もっともらしい言葉を並べて
お金を振り込ませようとする
手口も増えているようです。
突然こんな電話がかかってきたら
当然びっくりしてしまいますね。
子供が困っているなら…
お金が戻ってくるなら…
不正な出金を防げるなら…
そんな思いが頭を駆け巡るでしょう。
防御策としてよく言われるのが
まず、当事者に確認してみる事!というもの。
仮に息子を名乗る人物から
「交通事故を起こしてしまった
今日中に100万円払わないと
大変なことになってしまう…」
という電話があったとしましょう。
(例えとしてはあまりに稚拙ですが…)
慌てたあなたは、とにかく本人に確認しようと
息子さんに電話をかけます。
ここまではある程度冷静な行動ですね。
ところが…
何度掛け直しても応答がありません。
こうなると、ネガティブな妄想で
頭はいっぱいになってしまいます。
『さっきの電話の件でトラブルになっているに違いない』
『思いつめて、良からぬ行動を起こしているのかも』
『被害者の方のためにも急がなくては!』
先ほどまでの少し冷静だったあなたは
妄想や決めつけでパニック状態に
陥ってしまいました。
これこそが、詐欺を行う人物の
思うツボです。
息子さんを思う気持ちは
よくわかりますが、冷静さを失った時点で
正しい判断ができなくなります。
本人に連絡がつかないとしても
確認する方法は他にもあるはずです。
ご家族に連絡してみる
警察に相談してみる
消費者センターなどに相談してみる…など。
慌てず・急がず・冷静に!を
心がけたいものですね。
想定外の電話や手紙、まずは疑ってかかる
もしも、実際にこんな電話や手紙がきたら
どうすればいいのでしょうか。
とにかく落ち着いて行動することが
何より大切なことですよね。
そして、普段からご家族と対策について
話し合っておくことも大事です。
一時期、某CMでも流れていましたが
ご家族にしかわからない
合言葉を決めておくのも
非常に有効だと思います。
『◯◯』と言ったら『△△』と返す、とか
架空の旅行話で行き先を聞いたら
必ず決まった地名を答える、とか。
電話口の近くにメモとして
貼っておくのもいいかもしれませんね。
冒頭のお悔やみ詐欺などの場合は
既にご本人は亡くなられていますので
確認の取りようがないかもしれません。
こんな場合にもエンディングノートに
負債の内容やどこかに預けてある物などの
記載があると安心ですね。
最近では銀行のATMにも
注意を促すポスターが貼られています。
それでも、一向に無くならないのは
なぜでしょう?
悲しいことに騙されてしまう方が
後を絶たないからではないでしょうか。
『まさか、詐欺だと思わなかった』
後から気づいても遅いんです。
少しでも、おかしいかな?と思うことは
疑ってかかってください。
ご家族を名乗ったら、本人や他の家族に
確認・相談してみましょう。
公共機関や金融機関を名乗ったら
その機関にも直接確認してみましょう。
その上で警察や消費者生活センターに
相談することも忘れないでくださいね。
今まで大切に積み上げてきた
資産を失わないために
あなた自身を守ってください。
そして、あなたがもし子供の立場でもあるなら
普段から親御さんと対策のお話をしておきましょう。
✅警察の相談窓口(全国共通) #9110
✅消費者生活センター 188
(最寄りの相談窓口を案内してもらえます)