投資と浪費は紙一重?

こんにちは。
May's + 海野です。

 

今日は8月12日。
34年前の今日、日航機墜落事故が
起こりました。

 

その事故で9歳の息子さんを
亡くされた方が、
当時の息子さんと同年代の
子供たちに向けて
命の大切さを伝える活動を
されているとのこと。

 

それが息子さんからの宿題だと
おっしゃっていました。

 

私も二人の息子を持つ
母親でもあるので
もし、自分だったら…と考えながら
久しぶりに涙しました。

 

当たり前のような毎日は、
決して当たり前ではないこと、
改めて気づかせてもらえました。

 

出費の種類分け

 

さて、話は変わって
出費は大きく3種類に分けられる、
というお話聞いたことありますか?

 

✅消費
✅浪費
✅投資  の3つです。

 

デジタル大辞泉では次のように
解説されています。

 

デジタル大辞泉より

【消費】
物・時間・エネルギーなどを、使ってなくすこと。

【浪費】
金銭・時間・精力などをむだに使うこと。むだづかい。

【投資】
利益を得る目的で、事業・不動産・証券などに資金を投下すること。転じて、その将来を見込んで金銭や力をつぎ込むこと。

 

簡単に言えば、
消費というのは生活していく上で
必要な出費とでも言いましょうか。

食費や水道光熱費などが
それにあたります。

 

そして、浪費と投資ですが
どちらに転ぶかは
本人次第、だと私は思っています。

 

投資のはずが浪費に変化?

 

例えば、新たなスキルアップのために
講座を受けたり、研修を受けたりする費用。

定年後に事業を始めようとする
事業資金。

セカンドライフを楽しく過ごすそうと
趣味の幅を広げるための資金。

 

これらの出費は、それなりに
多額になることが多いもの。
一見、『投資』のように
思えるものです。

 

先ほどの解説にあったように
将来を見込んでつぎ込むお金や力が
投資と呼ばれています。

 

将来を見込んでつぎ込んだ結果が
思うような結果にならなかった場合、
それは間違いなく『浪費』に
変わります。

 

その違い、どこから生まれるのでしょうか?

 

投資を浪費にしないために

 

先ほどの例えで考えてみましょう。

 

定年後に、これまでの仕事で
積み上げてきた経験を活かして
事業を始めようと、
新たに資格取得を目指しました。

そのために、講座を受けて
無事に資格を取得できたとします。

 

ですが、取得できたことに
満足してしまって
そこで行動がストップしてしまう。

 

これでは、それまでの努力も
無駄になってしまうどころか
かけてきた費用や時間も
無駄に終わってしまいますよね。

 

確かに知識としては
増やすことができたかもしれません。
学んできたことは無駄ではないでしょう。

…ですが、知識は使い続けないと
あっという間に抜けていきますよ。

 

または、以前から趣味として
やってきた陶芸を
もっと本格的にやりたいと
焼き窯を作り
陶芸の工房まで造りました。

 

その後、自ら作った陶芸品で
食事を楽しんだり、
憩いの時間にお茶を飲んだり…
もしかしたら、個展が開けるくらいまで
作品が創れたりしたら
それは投資となりますが

一生懸命だったのは最初だけで
いつしか、工房も放置状態。

 

こんな状態になってしまったら
完全に浪費に終わってしまいますよね。

 

ただでさえ、老後の生活資金は
厳しくなることが想定されます。

 

消費を抑える努力はもちろんですが
投資を浪費にしないために
まず、本当にそれが必要なのか
見極めてから行動に移しましょう。

 

ご自身の性格、価値観、本気度。
ご家族の理解、協力、応援。
多方向から考えてみてはいかがでしょうか。

 

冒頭でもお伝えしましたが、
普段の生活も、生活資金も
当たり前にあるようで
決して当たり前ではないのですから。